企業の求人数は低迷中
ここ数年、特にみなさんも記憶に新しい、リーマンショック以降は、どこも仕事が減っているのが現実です。最近、メディアが騒いでいるアベノミクス効果で経済が持ち直してきているようなことが取り上げられていますが、実際は、日本の経済に直接の影響をもたらす、日本銀行の新総裁をまだ決められていないくらい、安倍政権の経済対策については、これからがスタートで、まだ何も行われていないのが実情です。このような中、まだまだ経済情勢は、大変厳しく、どこの企業も求人数は、低迷しています。反対に、社員の早期退職は、どこも盛んに進んでいます。みなさんも新聞、テレビのニュースなどで、色々な有名企業が、2015年までに、何千人の早期退職の募集を始めましたなどの内容で大きく取り上げた内容のものを見た記憶があると思います。ここで、早期退職の対象は、年輩の方々が多い訳だから、もしかしたら、企業は、若門の求人数を今後、増やすのではないかと自然に思ってしまいますが、企業の考え方は、少し違う傾向の様子です。以前は、年功序列で誰もが、昇進、昇級してきましたが、近年、成果主義が進み、仕事をやる人、やらない人の差がはっきり分かる時代になりました。そこで、企業は、まず、早期退社の名目で、社内の余剰人員を一層することに注力して、無駄な給料支払いや、経費抑えにつなげています。人員の整理が出来たら、同じ人数分の求人を企業に出して欲しいところですが、現実は、なかなかそうならず、今後も企業の求人は、横ばい、または低迷すると予想されます。